【一人で抱えないで!】躁うつ病の家族との対処法~私の体験談~

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「うつ病」はどれほど身近な病気かご存じでしょうか?

厚生労働省の調査によると15人に1人がうつ病になると言われています。

あまり周囲でうつ病について聞くことはないかもしれませんが、もしかしたら表立っていないだけで、実態はもっと身近なものかもしれません。

そういう僕は、母親が躁うつ病を発症したこともあり、大学一年から大学院卒業まで、世話をしながら大学に通うような生活を過ごし、大変な思いをしました。

ただ大学時代に周囲に打ち明けたことは一度もありません。

というのも「かわいそうだと思われたくない」「家族にうつ病を抱えていることが恥ずかしい」といった気持ちがあったからです。

ちなみに現在はと言うと、10年以上経過した母親の病気はいまだに寛解せず、いまだに時々様子見(電話で)しながらの生活が続いています。

自分から積極的に話すことはありませんが、以前のように意固地になって全く話さない、というようなことはなくなりました。

素直に家族のことで困ったときや仕事に影響あるときは、周囲に話すこともあります。

周囲が理解してくれることで、フレキシブルに行動することができるようになったので、

今思えば、大学生当時から周囲に話しておけばよかったなとも思います。

ネットにはうつ病・躁鬱業についての情報が多数あると思いますが、うつ病本人でなく、介護する側の情報が少なかったので、今回は介護する目線で躁鬱病について解説したいと思います。

躁鬱病とは

躁うつ病とは、気分が極端に高まったり(躁状態)、極端に落ち込んだり(うつ状態)を繰り返す脳の病気です。

別名、双極性障害とも言います。

躁状態では、気分が高ぶって過剰に活動的になります。

僕の母親でいうと、お金遣いが荒くなったり、短気になって態度が攻撃的になったりします。

一方、うつ状態では、一日中ゆううつな気分で、眠れなくなったり、または逆に眠りすぎたりします。

僕の母親は、最もひどかったときは外に一歩もでず、お風呂にも入らず、一日中ネガティブなこと(不幸になる)を言ってました。

一般的に、うつ状態は本人が不幸になり、躁状態になると周囲が不幸になるといわれています。

言い得て妙だと思います。

ただうつ状態になると介護側もそれとなしにエネルギーを持っていかれます。

想像してみてください。

一日何もできずにいるのに、不幸な発言だけをされる生活をーーー。

僕はこれが本当につらかったです。

あまりにもひどい状態となり、精神病院に入院してもらった後はだいぶ様子がよくなりました。

入院中は、脳に微弱な電気を流したり、投薬治療などにより、若干躁状態に触れたり、落ち込んだりを繰り返しながら徐々に状態が落ち着くようになり、入院から2~3か月後に退院となりました。

ただ今度は徐々に躁状態へ触れていき、衝動買いが増えたり、考えなしに行動をしたりするようになり、今度は家族が振り回される事態となりました。

厄介なのが本人は活力でみなぎっており、また病気も治った(もともと病気じゃなかった)と勘違いしてしまい、「周囲が不幸」になるわけです。

躁鬱状態への対処法

ぼくの実体験に基づいた躁鬱状態患者への対処法を紹介したいと思います。

落ち着けられる環境を作る

躁鬱病の人は環境次第で気分が急に変わることがあります。

そのため安定した日常生活を送ることが大切です。

毎日同じ時間に起きたり、食事を摂ったりするなど、安定感のある環境を提供しましょう。

特に外部からの刺激が強すぎると、それがストレスの要因となって気分の高揚に大きく影響がでることに注意する必要があります。

話を聞いて理解する姿勢を見せる

躁鬱病の人が話したり感じたりすることを聞いて、彼らの気持ちを理解しよとする姿勢をみませましょう。

高揚している時期と沈んでいる時期の違いを把握して、どのように考えているのか自分なりに理解していた方が後々役に立ちます。

一方で我々は専門家ではないので、実際は話半分で聞けば十分だと思います。

うつ状態の時に、気分が沈むようなことを言われ続けるのはつらいですし、また躁状態の時に間違っていると指摘してもそれがより一層ひんしゅくを買う事態にもなるので、適当に受け流すのがいいと個人的には思ってます。

専門家のサポートを受ける

躁鬱病は専門的な治療が絶対に必要です。

症状が悪化したり変化があった場合は、すぐに医療専門家に相談しましょう。

適切な治療法をタイムリーに受けることが大切です。

あまりにも症状がひどいときは入院してもらうのも一つの手です。

うつ状態の時は大きな抵抗なく入院させることができましたが、躁状態の際は注意が必要です。

本人は病気でないと考えている為、激しく抵抗を示すはずです。

現に私の家族の場合は警察沙汰になるほどの騒ぎとなってしまいました。

そういった事態にならないように、みなさんにはうまく対応していただければと思います。

本人の行動に気を付ける

躁期の時には思いつきの行動が増えることがあります。

高額で無駄な買い物をする、被害妄想が膨らんでありもしないことをでっちあげて人に話す…など。

無謀な行動をしていないか、適宜確認をとりましょう。

また躁状態の時に本人から多々電話がかかってくることもあるでしょうが、その話を全て真に受けずに、8割程度盛っていると思って話をきいた方がいいでしょう。

自己ケアの大切にする

家族も自己ケアを怠らないようにしましょう。

うつ患者のケアをすることは体力・精神力を間違いなく消耗します。

自分の健康を守り、ストレスを軽減するために十分な睡眠、バランスの取れた食事、運動などを心がけましょう。

また時には患者から離れて気分転換することが重要です。

もちろんその間も患者をほったらかしにするのではなく、頼れる他の家族などに一時的に面倒を見てもらうように依頼してください。

これらの方法を実践することで、躁鬱病患者の方々に適切なサポートを提供することができます。

ただし、個々の状況に合わせて臨機応変に対応することが大切です。

最後に

いかがだったでしょうか?

実体験をもとにいくつか対処法を紹介させていただきました。

細かい話はここでは割愛しますが、介護される方の考え方の一巻として御覧いただければ幸いです。

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