【世界は感情で動く】行動経済学から考える不合理な脳の働き

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本記事は「世界は感情で動く」をまとめ記事となります・

「世界は感情で動く」という書籍を簡単にまとめると以下の通りです。

  • 人は合理的な判断をしていると思っているが実は合理的な判断をできていない
  • 不合理な選択をしてしまう理由は脳が直観に基づいた感情的な判断をしてしまうため
  • どういった場面にて不合理な選択をしてしまうか具体例(約40例)とともに紹介
  • 経済学者であるマッテオ・モッテルリーニさんによる著書

その選択は本当に自分が望んだものであるだろうか?と疑問に感じることはないだろうか。

例えば、レストランに行った際に松竹梅の3ランクで値段設定されているメニューがあるとすると、人は真ん中のランクである竹を選択してしまう傾向にある。

選んでいるようで、選ばされている。

世の中にはこういった人・社会の心理を利用した営業が行われている。

本書を読むことで、上記のような自分の錯覚や他人の策略から防ぐ方法を身に着け、ロジカルな判断ができるようになります。

ノウハウを身に着けるというよりも、知らずのうちに不合理な選択をしているという予備知識があれば十分だと思います。

何かものごとを判断するときに即断するのではなく一旦立ち止まって考えることができるためです。

具体例を紹介

本書は不合理な判断をしてしまう状況を、40例にわたって紹介をしていますが、その中で印象に残った内容をいくつか紹介したいと思います。

ピークエンドの法則

「人はある出来事に対し、感情が最も高まったとき(ピーク)の印象と、最後の印象(エンド)だけで全体的な印象を判断する」という法則。

例えば、ディズニーランドで5分間程度のアトラクションにのるために、膨大な時間を行列に費やすという現象は、この法則にあたります。

並んだ先にあるアトラクション自体が楽しめるため、途中の行列も特に苦痛に感じず、つらいという印象を受けないわけです。

反対に言うと、ある物事が中盤までよく進んでも、最後がダメな評価となると、人はネガティブな印象が強く残ってしまいます。

少数の法則

試行回数が少ないにも関わらず「大数の法則」に当てはまると判断してしまうことを「少数の法則」と言います。

コインを投げて裏か表が出た方をメモをとすることとする。

試行回数を増やしていけば徐々に裏・表が出る確率はそれぞれ平均値(1/2)に近い値となる。

これが大数の法則です。

一方で試行回数が少ない場合において、次の試行は平均値に近い値となるような事象が起きる(大数の法則に当てはまる)と考えてしまうことを「少数の法則」と言います。

コインが3回連続で表がでたら、次は裏が出る確率が高いと思ってしまいますが、当然裏も表も出る確率は1/2のまま特に変わりません。

アンカリング効果

先に与えられた情報や数字に判断を歪められてしまうことです。

ある商品を売る際に、「5000円」と売るよりも「今ならセールで1万円の半額」とした方がお得に感じてしまいます。

自己奉仕的バイアス

ある物事が成功した場合はその要因は自分にあるものと考え、反対に失敗した場合は自分以外に要因があると思い込んでしまうことです。

このバイアスに気づかないでいると、成功や失敗の要因を本質的に、客観的に分析できなくなる可能性があります。

コンコルドの誤謬

<画像参照先:https://www.businessinsider.jp/post-178134>

イギリスとフランスが共同開発したコンコルドは赤字になると分かっていたのに、それまでに膨大にお金とお時間をかけていたので途中で中止する判断をとることができず、最終的に巨額な赤字を計上してしまいました。

この逸話から、これまで投下した時間やお金を極端に重要視してしまったために、真に重要な点を合理的に判断できなくなってしまうことを「コンコルドの誤謬」と言います。

こういった判断とならないように、大事な決断をするときは、これまで投資してきた費用や時間、労力はゼロベースで考える必要があります。

株式投資で塩漬けとしてしまう現象も、コンコルドの誤謬の代表例のひとつですね。

最後に

今回は「世界は感情で動く」を紹介しました。

個人的には心理学について以前から勉強していたこともあって、目新しい情報がたくさんあったわけではないですが、それでもその心理への自覚しない働きによってどのように働きかけをしてしまう傾向となるかより深く学ぶことができました。

脳の直観的な働きを理解した上で、合理的な判断をおこなっていくことで、よりお金にも人間関係も困らない人生が送れるはずです。

合理的な行動を多少とったことでお金を若干貯められたコツについて解説しているので、こちらの記事も併せて読んでみてください。

「【誰でもできる】年収600万円が30歳で資産3,000万円となった習慣」

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